VectorWorks Mac版とOracle&WindowsNTによるクライアント/サーバシステム

事例のご紹介 (2000年)

案件 施工図積算システム
オーナー 家具メーカー
対象業務 業務支援
システム構成 クライアントOS:MacOS 9、MacOS X(Classic環境)
サーバOS:Windows NT
DB:Oracle 8i (8.1.5)
CAD:VectorWorks 8.5
ミドルウェア:SQL*Net
開発ツール CodeWarrior、Excel VBA

VectorWorks Mac版をプラグインで拡張して、Windows NT上のOracleデータベースに接続。クライアントマシンのVectorWorksで施工図を作成して、データベース施工図を登録していき、図面に配置されている部品を集計するシステム。

マンションなどに作り付けられている収納棚を施工する際に必要になる施工図。収納棚は一つの世帯に、玄関、リビング、洋室など、何カ所かに設置される。これがマンション全体になると何世帯もある。タイプごとに統一されていたり、微妙に仕様が異なっていたりするため、すべての施工箇所にそれぞれ図面が必要になる。このため顧客は、似たような図面を大量に作成し、それらから部品を拾う業務に追われていた。

図面はVectorWorksで作成していたこと、全社的にMacを使っていることで、クライアントマシンはMac OSに決まり、サーバはOracleデータベースを使うためにWindows NTに決めた。問題はミドルウェアであった。OracleにはPowerMacitnsh用のSQL*Netが販売されていたのでこれを採用。しかしMac版のSQL*NetはWindows版のようにツールが充実していない。そこでデータベースの内容を確認するための簡単なツール「SQLTester for Orace」(後日フリーウェアになる)を作ったりした。

システム概念図

MacからOracleに接続するには少しく工夫が必要だった。SQL*Netは68kライブラリで提供されているのだが、VectorWorksはPPCプラグインなのでメモリ空間を直接参照することができない。このため68kコードとPPCコードが共通してアクセスするエントリーポイントを用意して実装した。

オラクル接続

業務効率化を目指して、図面を作成する機能を充実させた。2D部品をシンボル化して収納棚を自動配置、変更、カスタマイズする機能を実装してユーザ操作を最適化。積算したり、納品スケジュール表を出力したり、業務に特化した機能を最低限の操作で実現できるようにシステムを設計した。

追記:
このシステムは、バージョンアップを重ねて、2007年現在も稼働中である。